ステンレスと鉄との違いを一言で表現するなら、鉄は時間が経つと酸化して錆びてしまいますが、ステンレスは非常に錆びにくいということです。
TEL.0995-65-8079
FAX.0995-65-8528
〒899-5544 鹿児島県姶良市大山191
ステンレスと鉄との違いを一言で表現するなら、鉄は時間が経つと酸化して錆びてしまいますが、ステンレスは非常に錆びにくいということです。
「ステンレス」の特徴は、
①加工に技術が必要
②強度が強い
③錆びにくい、でも価格がお高い(基本的に鉄の3倍以上)
④磁石にくっつきにくい、です。
ステンレスは英語でstainless steelと言い、直訳すればステンレス鋼となり、これが日本での正式名称となります。stainlessとは「さびない」と言う意味です。厳密には「さびにくい」という意味も含まれます。
ステンレスは鉄(Fe)を主成分(50%以上)とし、クロム(Cr)を10.5%以上含むさびにくい合金で、他の材料に比較すると使用量が急激に伸び、その生産量をみると現在国民一人当たり熱間圧延材ベースで30kg程度使用されるようになっております。ステンレスの使用量の増加はステンレス素材のすばらしさによる用途が拡大していることと、製造技術・加工技術の向上によるものでしょう。
ステンレスには、磁石につくものとつかないものがあります。鉄にクロムを10.5%以上混ぜたステンレス(400系ステンレス)は磁石につきますが、鉄にクロム18%とニッケル8%を混ぜたステンレス(300系ステンレス)は磁石につきません。ただし、厳しい曲げや絞りなどの冷間加工を加えると加工部分の金属組織がマルテンサイトという金属組織に変形し、その結果磁性を持つようになります。磁性を持つということは磁石につくということであり、磁力を帯びるということではありません。
見た目でいうと、アルミニウムはステンレスより少しマット(光沢がない)で優しい印象。重さはアルミニウムのほうが軽く、アルミニウムはステンレスの約3分の1ほどの重量です。アルミニウムは一円玉やビール缶のほか、輸送機器や建築物などの材料としても多く使用されています。また、アルミニウムは指紋が付きにくいという特徴もあります。